けらく菴ハオリオビテン(2005年)

2005年の試みは「リアル」。

web上でご紹介する商品やコーディネートを「素敵」と感じていただいた方々に
実際に見ていただくことを目的とする展示を考えてみました。
1回目は着物と帯、そして今回の第二弾は羽織と帯を主としたコーディネート展にいたしましたが、
いずれの展示も「よい物はwebでもリアルでもよい」そして「webの画像以下にはなり得ない」
という事を実感いただきました有意義なひと時と相成りました。



今後如何にインターネットが発達したとしても、
着物や帯の美しい質感や纏った際の心地よさを表現するのは無理でしょう。
しかしながら、
固定型店舗では表現しづらい訴求力がwebにはあり、
あくまでもけらく菴はwebのその部分にこだわった商品提案を続けます。

そもそも、着物のお買い物はある程度の想像力が要求されるもの。
だって実際に商品を手にとったところで着用した姿は判りませんから。
けれども思い描くことは出来るものです。
それが着物買いの想像力。
そして、
あわせる帯や仕立てあがった状態などを
記憶とと共に組み立てていくのです。

当然ながら不安は存在するでしょう。
しかしながら、不安や想像を超越する喜びのなんと多いことか。
その小躍りしたくなるような高揚感こそ
着物買いの真骨頂であり着物好き冥利に尽きるというもの。

web上でよいと感じたものは実物はさらに良い。

けらく菴でお買い物くださる皆様にはよりそのように実感いただけますよう、
そして、いい意味での見込み発車が出来る想像力を育んでいただけますよう
私なりのご提案及び情報発信を続けていきたいと思います。
皆様には小さな商いの積み重ねからご信頼いただき、
やがては「これよ、これ!」というアイテムや着こなしを瞬時にご決断いただく。
これはwebならではの喜び。
リアルな試みは今後も楽しく続けますが、けらく菴はやはりwebショップなのです。

「私が実際に身につけて、気に入ったものを、知らない人に知らせたい」

着物業界を知らないからこそ、こんなこと掲げて始めることが出来ました。
ああもう、生半可に業界知識が無くてよかった。
多少でも状況知っていたら、このようなこと怖くて始められません。
色々ありましたし、今だって色々あります。
けれども、そんなことなど屁でもないほどの喜びがけらく菴にはあるのです。

何かを始めようとすればリスクはつきもの。
そしてリスク無しにゲインも無し。
私の辞書に「いいとこどり」という言葉は載ってません。
リスクも喜びもかわるがわる訪れる呉服業界はまさしくワンダーランド。
そして時々私の心を深く傷つける怪物ランドですが、それでも心から楽しいです。
(助けは要らないからほっといて下さい、怪物の皆様)

今後も2年前の開店時の思いにぶれることなく、
リアルなお店にない商品セレクトと情報発信、そして提案を続けます
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


けらく菴の新しい提案は友禅の絵羽羽織です。
絵羽羽織は少々値段が張りますが、
室内で脱がずにすむ御洒落アイテムですから、
これはと思った色柄に出合った時は思い切りが必要です。

左の写真は疋田を染めた大きな鞘型に
菊をあわせた黒羽織。
娘時代の小紋が派手になった時にさらっ羽織れば
お洒落な街着になりますコンセプト。

そしてシックな紬や江戸小紋にもぴったりです。

お値段はお任せ裏地つきで¥315000。
中の藤柄白地附下小紋は¥315000。
右下の塩瀬地箔置名古屋帯は¥168000です。
絞りの羽織は初年度のからのベストセラー。
豊富な色柄とお手ごろな価格での展開により
コンスタントな人気アイテムです。
展示はモノトーンで抑えましたが、
カラフルなオーダーも人気です。
詳しくはこちらを。




本疋田もけらく菴なら大量のストックから色柄を選べます。
菊御所解を本疋田で表現した気の遠くなるような一枚は、
今後恐らくお目にかかれないほどの逸品です。
お値段はお任せ羽裏つきで¥399000。

羽織と帯をコーディネートしておけば、
中の着物は何でも良かったりします。
たとえば左の画像←
紫の羽織と同じ系統の織名古屋には、
黒い小紋でもカーキの小紋でも似合います。



墨黒の藤御所解の染め帯に小袖写しの竹柄絵羽羽織。
中の着物は何でも来いという感じです。
あまりにもゴージャスな濃紫の友禅羽織。
江戸小紋や色無地の上にさっと羽織れば、
地味で無難なお茶着が目を奪われるほどの街着に変身。
お値段はお任せ裏地つきで¥¥378000



屋捨松の九寸織名古屋は、
締めやすく買いやすい人気帯。
着物は織にも染にもあわせ易い上、
味わい深い柄行と織味には病み付きに。